恋愛がうまくいかなくなったとき、少し冷静に考えられるように一定の距離を置いて二人の関係を見つめなおす冷却期間。
その人や恋愛の期間によって時間の長さには違いがありますが、お互いの嫌な部分や良い部分について考えるきっかけになることもあります。
ただし、この冷却期間に対しては、男女によって大きな考え方の違いがあるのです。
今回は、男性と女性では冷却期間の長さが違う理由を説明します。
男性にとっての冷却期間とは
男性の場合には「冷却期間を置く」ということは、「別れへのカウントダウンが始まる」ということとほとんど同じ意味。
誰にとっても自分から別れを切り出すのは嫌なものなので、冷却期間を置いてその後自然消滅すればいいと考えている男性は、実はとても多いものです。
特にその男性が不誠実というわけではありません。
もともと男性というのは、浮気をしやすい生き物。
それでも恋愛の期間中や決まった相手がいるときには、相手に悪いとか自分がされたら嫌だといった理由によって浮気をするのを我慢しています。
それがいったん冷却期間ということになると、「もう自分は自由」と思っても不思議はありません。
その証拠に、「彼女はいるけど今は冷却期間だから」と言っている男性は、ほとんど見たことがありません。
冷却期間だったとしても、その場合には「今は彼女はいない」と答えるはず。
もし女性が本当に冷却期間を置きたいと思っていても、完全に目を離してはいけません。その男性と親しい人とは連絡を絶たないようにしましょう。
そしてその男性が、冷却期間中にどのような行動を取っているのか、しっかりと見ておくのがいいですね。
男性が遊び歩いていた場合
男性が遊び歩いていても、「もうこんな人とはやっていけない!」と決めつけるのはちょっと待ってください。
すっかり自由な気分になって遊んでいるつもりの男性も、しばらくすると元の彼女と新しい相手をどうしても比べ始めるはずです。
「前の彼女はこんなことはいわなかった」
「前の彼女はもっと優しかった」
など、次第に冷却期間中の相手が懐かしくなってくるもの。
というのも、多くの男性は浮気をする動物なのと同様に、あまり変化を好まない生き物でもあるからです。
母親の味が一番というのも、男性が変化を好まないという証。
そうなって初めて、男性にとっての冷却期間が始まるのです。
そのため、男性にとっての冷却期間は女性よりもはるかに長い時間が必要になります。
男性によって冷却期間は変わる
ただし、すべての男性がこのタイプとは限りません。
冷却期間が始まってすぐに、自分たちの将来や現在の問題について、しっかり考えようとするタイプの男性もいます。
特になんとなくぎくしゃくする、上手く行かないといった原因がはっきりしないケースではなく、冷却期間を置くことに価値観の違いや将来像の食い違いなど、明確な理由がある場合には距離を置いてすぐに男性はその問題について考えようとします。
男性は女性に比べて論理的で筋道の立った考え方を好むもの。
感情ではなく、筋道を立てて冷却期間中に今後の関係についてしっかりと考えます。
こちらの場合には、冷却期間は短期間で済みますが、「こういうところを直してくれたらまた関係を復活させてもいい」という上から目線の結論に落ち着きがちです。
特に誰かに相談せずに自分だけで考えてしまうと、こういうことになってしまいます。
その場合には、たとえ関係が復活してもまたうまくいかなくなることが考えられます。
その男性は、冷却期間中にこれからのことを考えているため、一緒にいた女性のいいところを思い出したり懐かしく思ったりすることがないからです。
もし冷却期間を置くことになった場合には、その男性がどういう性格かしっかりと見極めて、後悔のない対応をしたいものですね。